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横浜市教育委員会は二十六日、学校基本調査に基づいて二〇〇二年度の市立学校の不登校児童・生徒の数や原因などをまとめた。小学生は対前年度比49%の大幅増で初めて千人台を突破。中学生は微減どまりだった。小学生の不登校理由では「友達がうまくつくれない」「病欠をきっかけに学校へ足が向かなくなってしまう」といった「人間関係の不得手や疎遠」を背景とするケースが急増した。(有吉敏)
事態を重く見た市教委では先ごろ専門プロジェクトを発足。〇三年度内をめどに不登校対策プログラムをまとめ、具体策を〇四年度予算に反映していく方針だ。
市立小学校の不登校者は千六十四人で前年度比三百四十九人の大幅増。児童数(十七万九千十九人)に占める割合は〇・19ポイント増の〇・59%。中学生は二千四百九人で三十七人の減。生徒数(七万四千九百十九人)に占める割合は〇・〇4ポイント増の3・22%だった。
不登校となったきっかけは小学生が@「友達がうまくつくれない」など本人にかかわる問題24%(二百五十人)A病気による欠席14%(百四十五人)B「親への反抗を欠席で示す」など親子関係をめぐっての問題(百四十三人)と不明(百三十七人)がともに13%ーの順。中学生が@本人にかかわる問題28%(六百六十六人)A友人関係をめぐる問題24%(五百八十四人)B理由不明12%(二百七十九人)ーだった。
小学生では病気(前年度二十四人)、不明(同三十一人)が百人以上の急増。本人にかかわる問題(同百八十四人)も大幅に増えた。親子関係(同百三十人)はほぼ横ばいで、友人関係をめぐる問題、教師との関係をめぐる問題、学業の不振など学校がらみの理由はいずれも微減だ。
小学生の不登校急増について市教委では「なんとなく人づきあいが苦手で、ひとたび病欠すると長期化してしまうといった傾向があるようだ」と分析。家庭用テレビゲームの発達で画面上で疑似交遊ができるなどの社会環境の変化も、学校を疎遠にしてきたとみている。そのため専門プロジェクトでは「不登校とならないための魅力ある学校、学級づくり」も検討の中心テーマに据えていくという。
県内では〇二年度、小学生の不登校が初めて二千人台を突破。今回のまとめで、横浜市が県全体の数字を押し上げていることが分かった。
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