神奈川県高等学校教育会館

『保健室と個人情報のあり方について研究』

保健室と個人情報を考える会
 久米 房代(川崎北高校)

個人情報に関係することが社会問題化している。例えば個人情報の漏洩で重大な人権侵害へと及んでいる。一方では知る権利と個人情報の保護という狭間で社会的な矛盾もおきている。
 このような中で学校、とりわけ保健室と養護教諭にとって個人情報の取り扱いは日常の職務にあって特に留意して取り組まなくてはならない課題だと考える。
保健室を取り巻く個人情報の問題や養護教諭としてどのように向き合っていけばよいのか、実践レポートを中心にして研究をすすめた。個人情報のあり方については、養護教諭のみならず学校全体で共通理解をしていく必要性があり、保護者にも理解、協力が得られるよう連携を深めた取り組みが今後の課題だと思った。

  テーマ 内容
5月 デートDVについて DVの実践レポートをもとに関わり方の難しさや気づきの大切さ、対応について討論をした
6月 複数配置を考える 今年度の養護教諭の複数配置の状況について今後の見通しや各校の現状、問題等を出し合い討論をした。
7月 ・学校事故

・ テーピング講習会
学校行事、授業、部活動におけるケガについて事例をもとに討論をした。また、ケガの予防や応急処置の方法としてテーピングによるいろいろな方法を実習した。
8月 ・ 保健室の仕事と個人情報

・学校事故、個人情報と養護教諭の仕事
講師 養護教諭
 鈴木 世津子氏
平成17年個人情報保護条例が施行され保健室の情報管理も厳しく求められている。また、警察と学校との間で生徒の個人情報の協定の締結を検討がすすめられている。このようなことに対して問題点等を出し合い討論をした。また、学校の事故事例から学校には事故の予見、予知の観点からプライバシーの保護に留意しながら、子ども達が健康で安全な教育活動を送れるように知らなければならない、触れなければならないプライバシーがあることを討論した。
11月 リストカットについて
講師
スクールカウンセラー
 羽白 富美代氏
日常、保健室で関わることがあるリストカットについて事例を出し合いながら討論をした。また、スクールカウンセラーの立場から適切なケアの方法等について学んだ。スクールカウンセラーと養護教諭との連携について討論した。
12月 新たな職について養護教諭は 来年度から新たな職として総括教諭の導入が決まった。保健室の運営や関わりはどのようになるのかを学んだ。
1月 新タイプ校の保健室の諸問題 様々なタイプの学校が開校される中、養護教諭は生徒とどう向き合えばよいのか新タイプ校の課題を討論した。

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