| 神奈川県高等学校教育会館 |
国際化と人権教育・研修のとりくみ |
| 国際化と人権教育 鈴木敏江(麻生総合高校) |
米・ソ両超大国が世界紛争に大きく関与していた冷戦構造が崩壊し、当時は世界中が軍縮に向かうと多くの人々は期待したはずである。しかし、その後も各地で紛争や内戦は止まない。アメリカを中心とする世界中の軍事産業はしっかり生き残り、9.11以降、ブッシュの掲げる「テロとの戦争」で世界中の軍需産業は活況を呈した。世界中で展開できるこの終わりなき、かつ何の証拠もなく先制攻撃も可能という新しい戦争はブッシュから軍事産業への人類史上最大のプレゼントだ。そこで、今回の研究では、内戦状態のイラクについて、レポートをまとめた。 殺人を想像するとそこには嫌悪感がある。にもかかわらず殺人が起こるのは、一般的に、その背景には加害者の敵意や憎悪が内在しているからだろう。国家が国民に他国民を殺せと理不尽な命令で強要する戦争。国家が遂行するためのキーワードはなんだろう。ひとつは相手の国に対する敵意や憎悪の醸成。もうひとつは自国側の正義のプロパガンダだ。最大の人権侵害を正当化するには一種国民のマインドコントロールが必要である。そして、そとで最大の人権侵害を行うのであるから、国内でも反対者の処罰が必然となる。アメリカのことを言っているだけではない。日本国内に目を向けても、戦争へ国民を動員していく法整備が着々と準備されている。その中のひとつ「共謀罪」に注目し、これについても、その問題点を整理し、レポートにまとめた。 今日、日常的に世界中で人権侵害が起こっている。戦争は国家による最大の人権侵害であるが、平時においても、不法逮捕、拘束、拷問など人権侵害は後を絶たない。アムネスティインターナショナルは1961年に結成された人権運動組織であり、ロンドンに本部を置き、世界140カ国以上に100万を超える会員、支援者をもっている。1977年にはノーベル平和賞を受け、また国連の人権委員会に参加資格を持つNGOでもある。国家が市民の基本的人権を侵害する事例を世界的に取り組むアムネスティインターナショナルの活動に参加し、研究報告のほかに以下の活動を行った。
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