神奈川県高等学校教育会館

ネットワーク型社会を前提としたメディア・リテラシー教育の研究


かながわメディア・リテラシー研究会
  
 高校でメディアリテラシーをどう教えたらよいか。誰でも参加自由な学習会を開き、メディアリテラシーの概念、実践方法などについて研鑽を積んできました。今年度は以下のテーマで、毎回、白熱した議論を展開してきました。3月には東京大学情報学環を拠点に毎年メルプラッツが開催しているイヴェント「メルエキスポ2012」に当研究会がパネリストとして登壇し、会の活動、高校でのメディアリテラシー教育の現状について報告しました。

フランスの公共図書館のアニマシオンから
2011年4月22日(金)18:30〜相模原市南新町児童館 報告者:高橋恵美子
  1. 「今昔物語」朗読と川本喜八郎の短編アニメ「今昔物語」上映
  2. アンソニー・ブラウンの絵本とシュールレアリスム
『フランスの公共図書館60のアニマシオン』に紹介されている読書のアニマシンの活動のうちの2つを実践する。


「鬼」はどのようにメディア上で表現されてきたか?~日本に存在しない学問領域・鬼学への誘い~
2011年5月27日(金)18:30~相模原市南新町児童館 報告者:齊藤正純
「鬼イントロデューシング」&「鬼プロフィール」という2つのカテゴリーから、鬼がこれまで日本人にどのように表現されてきたのかを膨大な資料を見ながら考察する。


『長谷雄草紙』を読み解く! ~「絵巻」のアニマシオン&メディア・リテラシー~
2011年7月29日(金)17:20~相模原市南新町児童館 報告者:齊藤正純
  1. 「絵巻」の原作となった物語を聞き、
  2. そのストーリーを4コマの画として表現しながら
  3. 実際の「絵巻」の絵と比較する。空間・時間の表現が映像とは全く違った「絵巻」独特の技法・手法を学び、その魅力について議論する。

出版文化から見る現代日本のマンガ
2011年9月16日(金)18:30~相模原市南新町児童館 報告者:高橋恵美子
  1. 戦後日本のマンガの出版流通
  2. マンガと社会、文化
  3. 学校図書館とマンガ
マンガの現況を、出版流通、文化、海外での受容など、いろいろな視点から議論する。


企業と消費者のコミュニケーション ~ コールセンターという接点からの考察
2011年11月11日(金)18:30~ 南新町児童館 報告者:川野克俊
  1. コールセンターの業務
  2. マーケティングの変遷とコンタクトセンター 
  3. 電話の機能と役割
電話は、メディアとしてどのような機能を持つのか十分認識されないまま顧客接点のチャネルとして使われている。電話の本来の機能と役割について現場から問題提起をする。


メディア戦略でプロスポーツを大変革したNFL
2012年1月13日(金)18:30~相模原市南新町児童館報告者:齊藤 正純
世界で最も人気があるプロスポーツNFLの秘密・メディア戦略について豊富な映像資料をもとに語り合う。


フレデリック・ワイズマン「基礎訓練」を見る
2012年2月3日(金)19:15~川崎市アートセンター 案内人:中山周治 
ドキュメンタリー映画作家フレデリック・ワイズマンの作品「基礎訓練」を鑑賞し、フランスで映像教育を学んできた村上朗子(川崎市アートセンター)さんの進行で意見交換会を行う。

戻る