3.「総合的な学習の時間」について
  3単位相当分を越えた「総合的な学習の時間」を設定した学校は、回答を得た中では1校のみ(5単位相当分)であった。総合的な学習の時間を各学年に、どのように配分しているかを示したものが次のグラフである。(図5)
  「均等型」とは1単位相当分ずつ3つの学年に均等に配分した学校である。このパターンが圧倒的に多い。「1学年重点型」としたのは、1学年に2単位相当分、2学年に1単位相当分というかたちで配分している学校である。また「3学年重点型」としたのは、1学年には配分せず、2学年に1単位相当分、3学年に2単位相当分を配分した学校である。さらに「その他」に分類した学校も紹介しておく。1学年に2単位相当分、2学年に1単位相当分、3学年にも2単位相当分というかたちで3つの学年すべてに配分し、合計5単位相当分を設定した学校(1校)があった。また3学年のみに3単位相当分をあてた学校(1校)もあった。他には、2学年に重点を置いた学校(1年次1単位相当分・2年次2単位相当分のパターン、2年次2単位相当分・3年次1単位相当分のパターンの2校)、反対に2学年には総合的な学習の時間を設定せず、1・3学年に分けて設定する学校(1校1年次2単位相当分・3年次1単位相当分)があった。