編 集 後 記

◆教員が疲れている。 どこに行ってもどこで聞いても、 判で押したように皆 「疲れた」 と言う。 忙しさもいとわずに真摯に教育改革に取り組んでいるような人が、 忙しさゆえではなく、 空しさゆえに疲れている。 一方、 今まで教育改革のことなどをおくびにも出さなかった人が、 一夜にして教育改革の旗手のようなパフォーマンスを行う。 ねらいは生徒のためではなくて、 自分の点数稼ぎであることも多い。
 以前から教育の現状を憂い、 学校をどうにかしなければならないと考えている人が、 進行する教育改革−学校再編を冷ややかに見ていたりする。 この 「転倒」 はいいことではない。