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学校事務をさせていただいて

秋山 裕志

  1. はじめに
     突然ですが、 皆さんが小学生だった頃の学校事務職員の方の顔やお名前はご存知ですか。 私は今、 事務職員の仕事をさせていただいていますが、 正直なところ、 子どもの頃にお世話になったはずの方の顔も名前もよく覚えていません。 用務員の方は知っていますが、 「事務の先生はちょっと…」 という感じで、 お恥ずかしながら出てきませんでした。
     今、 学校に勤務されている方に質問です。 皆さんの学校の事務職員の方はどのようなお方でしょうか。 私は先生方に安心感を与えるために、 毎日笑顔を大切に仕事をしています。 こういう事務職員の方は、 皆さんの学校にもいらっしゃいますか。
     尚この後にも述べますが、 私は事務職員の仕事内容を、 事務職員になってから正確に知りました。 なる前にも 「大体こんなことをやるのだろう」 とは思っていましたが、 実際に仕事をして、 「こんなことやあんなこともするのか」 と思った事も多く、 毎日様々な仕事を経験するにつれ、 徐々に事務職員の仕事を理解していきました。
     ご存知のように学校には様々な分野で学校を動かす先生がいます。 そのうち学校予算などを動かすのは事務職員という立場の人です。 事務職員の方は予算のほかにも先生方の給与や、 出張旅費なども動かします。 しかしそれだけが事務職員の仕事ではありません。 今回私は事務職員をさせていただいた感想などを書きたいと思います。

  2. 山梨県に呼んでいただき
     現在私は川崎市の小学校で臨時採用事務職員として勤務させていただいています。 川崎市で勤務する前の2013年 4 月から 1 年間、 山梨県の小学校で事務職員として勤務させていただいていました。
     山梨県から 3 月上旬に 「4 月から事務職員として勤務してほしい」 という旨を伝えられ、 間もなく臨時採用者のガイダンスをしてくださいました。 これが事務職員としての仕事をさせていただくスタート地点となりました。
     その時に今後の勤務に関する資料をいただき、 それには主な仕事内容が書かれてありましたが、 事務職員としての仕事は初めてで、 恥ずかしながら初見では理解できず、 一回落ち着こうと席を外し本当に私が事務職員をやっていいのだろうかと悩んでしまったものでした。
     そしてあっという間に 4 月が来て、 通勤手当の登録等といった年度初めの仕事をまわりの先生方に聞いて、 あたふたしながらやっていました。 必死に食らいつくような毎日でしたが、 申し訳ない事に 4 月の最初の 1 週間の出来事は忙しすぎてあまり覚えていません。 しかし、 いろんな方に手伝ってもらい、 先生方の足を引っ張りながら仕事をしていたという事はよく覚えています。
     冒頭でも述べましたが、 小学校の事務職員の仕事は主に文書管理、 予算管理、 手当認定を含む給与事務、 旅費管理、 福利厚生事務等に分けられています。 仕事をしていくうちに何時にメールチェック、 何時に文書管理、 何時に予算管理…とタイムスケジュールが自分の中で決まります。 私の場合は 4 月終わりあたりに決まってきました。
     もしかしたら、 事務職員の仕事は数字をたくさん扱うというイメージをお持ちの方もいらっしゃると思います。 事実そうですが、 決してそういうものばかりではありません。 私は 「先生方が疲れていたりしたら声を掛けてあげたりするのも大事な仕事」 と教わったことがあります。 そのように人間味のある、 気持ちとして大切にしたい事も勉強できることが事務職員の魅力でもあります。
     特に気持ちとして大切にしたい事は、 「全ての仕事は子どもたちのため」 と考える事です。 私は山梨県にいたときの運動会で、 新一年生の競技の参加賞になわとびを注文して買いました。 運動会が始まり、 新一年生の方を見てみると早速そのなわとびで遊んでいる子どもがたくさんいて、 涙が止まりませんでした。 心から買って良かった、 これからも学校事務として仕事をしたいと思った瞬間でした。

  3. 終わりに
     川崎市でも、 この初心のような気持ちを大切に、 仕事をしています。 仕事内容は山梨県と同じ事も少し違う事もありますが、 先生方に安心感を与える事など、 気持ちの面での仕事は同じです。
     これからも事務処理能力から気持ちの面まで大切にし、 仕事をしていきたいと思います。
 (あきやま ひろし 学校事務職員)


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