2003年3月31日
2003年度高校教育会館夏季教育講座について

 今日、教育を取り巻く課題は山積し、高校教育や学校のあり方に関しても、大きな転換が求められています。
 03年度からは新教育課程の本格実施となり、総合的な学習の時間や新教科「情報」が導入されるなど、新しい枠組みもスタートします。
 このような状況を踏まえて(財)神奈川県高等学校教育会館では、直面する教育課題に対して取り組みを進める現場教職員を支援していく立場から、夏季休業期同中に「教職員のための夏季教育講座」を新たに集中的に開講する予定としています。現在その準備を進めていますがその計画の概要についてお知らせいたします。成案を得次第参加者募集などを行う予定です。
  1. 日程
    A日程7/28(月)〜8/1(金)5日間
    B日程8/18(月)〜8/22(金)5日間
    ※半日単位を基本とする
  2. 形態・内容
    ○A日程
    ▲7/28(川午後記念講演
    (1)重松清さん(作家)
    ■講演のテーマ現在未定
     重松さんが小説のテーマとして取り上げている「家庭」「高校生」「親子関係」などを通して今日の教育についての問題意識や解決の方向性などについて話していただく。
    ▲7/29(火)〜8/1(金)午後を基本に設定
    @講座名:「表現教育」ワークショッブ
     ・テーマ:言語や身体を用いて様々な表現を学ぶことで「伝え合う」力を身につける。
     ・会場:神奈川県教育会館
     ・講師:文学座演出家(西川信廣さん、松本祐子さん)
     ・定員:30名
    ○7/29(火)表現の多様さを知る
    ○7/30(水)言語表現を知る
    ○7/31(木)身体表現を知る
    ○8/1(金)物語を作る
    A講座名:ワークショップ「世界を知る」
     ・内容:ワークショップを用いた総合的な学習の時間の創造
     ・講師:開発教育協会、国連HCR協会、草の根援助運動
     ・定員:20名
    ○7/29(火)「開発教育と国際理解」レクチャーと教材体験
    ○7/30(水)「参加型学習」レクチャーと教材体験
    ○7/31(木)「世界のシステム」レクチャーと、教材体験
    ○8/1(金)「今日の問題」レクチャ一と教材体験
    (3)講座名:教育の今を考える連続講座
    内容:今日的教育課題に関するテ一マについての講座
    ■具体的テーマ(検討中、現在下記のテーマと講師で最終的な詰めを行っています。)
    テーマ1 世界の教育改革動向
     主な内容:統一テスト・チャ一夕ースクール・バウチャー制度・チュ一タリング・学校民間委託・デジタルカリキュラムなど
    テーマ2 社会と教育
     主な内容:1970年代文化変容、1990年代労働変容など
    テ一マ3 世界の学校病理
     主な内容:いじめ・不登校・学力低下・怠学・校内暴力など
    テーマ4 若者とコミュニケーション
     主な内容:教育コミュニケーション、メディアコミュニケーション、カルトコミュニケーションなど
    テーマ5 学校化論
     主な内容:ルソーのエミール、ヒドゥンカリキュラム、イリイチr「価値の制度化」論、アリエス「教育の誕生」論、フーコー「牧人司祭権力」論など
    予定講師
    @小沢牧子さん和光大学講師最新著「心の専門家はいらない」(洋泉社)
     カウンセリング批判・家庭と家族の変容
    A大内裕和さん松山大学助教授雑誌「現代思想」(青土社)の一連執筆
     現代の教育状況全般・教育改革動向の整理
    B広田照幸さん東京大学助教授最新著「日本人のしつけは衰退したか」(講談社)
     教育心性史、しつけや教育の考え方や意識の変遷
    @滝川一廣さん 愛教大教授・精神科医最新著「こころはだれが壊すのか」(洋泉社)
     児童虐待の語り方批判、学校・子ども問題の語り方批判
    (5)村瀬学さん同志社女子大学教授最新著書「10代の真ん中で」(岩波書店)
     13歳論=若者の自立論,国語・数学・歴史等に関する学びの意味
    ○日程 ※内容は前期日程と同じ。
     ・8/18(月)午後 記念講演 現在未定
     ・8/19(火)〜8/22(金) 午後を基本に設定